この記事では、GoAnimate社よりVYOND契約のクリエイターなら「知らなかった・・・」じゃ済まされない【譲渡手数料】という費用についてお話しています。
VYONDクリエイターを始める前に、理解を深めておいてほしいVYONDのルール。
大前提の知識です。
VYOND 譲渡手数料支払いについて
VYONDクリエイターは、自身のVYONDアカウント内で作った動画をダウンロードし、第三者に提供や納品をすると・・・
VYONDに【譲渡手数料】なる費用の支払い義務が発生します。
譲渡手数料は
動画の長さには関係なく1動画につき99$~(現在の99$は日本円換算でこちら。)
(; ・`д・´)はぁ???
私はこのことを知った時、ちょっと衝撃だったんですが(譲渡手数料のことを全く知らずにVYOND買ったので。)
なにやらVYONDを使って動画を作るってことは、VYONDソフトを年間使用させてもらうライセンス料金以外にも、まだ支払い発生するらしいぞ?
ということを知った時は、やや理解に苦しみましたね。
(受け入れたくない衝撃の事実だったんでしょうねw説明を読んでも頭に入ってこなくて・・頭パニックでした。)
大丈夫でしょうか。
私の様に、え?え?と理解不能になっていませんでしょうか。
見なかったことにしたい、気付かなかったことにしたいという訳にはいかない、VYONDを正しく利用するための大切なことなので・・
例題を出しつつ理解しやすい様にお話していきますね。
譲渡手数料を支払うパターン1:ビジネス動画制作の依頼
ある日、VYONDクリエイターである私に、英語塾を個人でやっている英子さんが
「私、英会話のオンライン学習講座を作ろうと考えていて、アニメーションで伝わりやすい動画を作りたいんですけど、作ってくれませんか?」
と、言ってきました。
英子さんがビジネスで利用する営利目的の動画の作成を承った私は、10本の動画を制作し、英子さんに動画のデータを渡しました。
という場合・・・
動画10本 × 99$ =105,000円弱ほどのお金を、動画制作者の私がVYOND(GoAnimate社)に【作成動画の譲渡手数料】として支払うことになります。
譲渡手数料を支払うパターン2:ビジネス目的じゃない動画の作成依頼
ある日、高校の同窓会で久しぶりに会った高史君が
「俺、結婚することになってさ!結婚式で使うウエディングムービーを作りたいんだけど、あまり過去の写真とか出すのは恥ずかしいから、アニメーションで面白おかしく動画作ってくれないかな」
と、言ってきました。
高史君から、自分の結婚式で流すためだけに使用する動画の作成を頼まれた私は、1本の動画を制作し、高史君に動画のデータを渡しました。
という場合・・・
動画1本 × 99$ =10,500円弱ほどのお金を、動画制作者の私がVYOND(GoAnimate社)に【作成動画の譲渡手数料】として支払うことになります。
さて、この2パターンのお話はご理解いただけましたか?
制作した動画の内容が、営利目的であろうが、ただ個人の楽しみに使うだけであろうが関係なく、私が自分のVYONDアカウントで動画を作成し、第三者(仲良しの友人であろうが、ご縁があってビジネスで依頼を受けた場合であろうが)に動画を譲渡(譲り渡す)したならば
私は、動画の作成本数分、VYONDに手数料を支払わなければなりません。
動画の作成者本人である私が、手数料を支払う必要があるため
動画作成の依頼を受けたら
譲渡手数料分の費用、動画制作の労働時間をふまえて、依頼者に動画作成料金を請求する。
または、
友達からの頼みだし、めでたい結婚のお話だし、無償で作ってあげよう!
と思ったのなら、手数料の支払いは自腹で行うことになります。
では、この手数料を支払わなくても良いという動画作成のパターンってどういうことかも確認しておきましょう!
譲渡手数料が不要なパターン1:自分がコンテンツホルダーである
そもそものVYONDソフト使用の目的にもなってくるんですが
自分自身がコンテンツホルダー(自分自身に著作権がある映像や音楽などの保持者)で
例えば
「YouTubeに自分が作った動画をどんどん投稿したいんだ!」
「サラタメさんみたく解説動画やりたいんだ!」
「だから自分が動画作成、編集もやるんだ~!」
などという場合
自分のVYONDアカウントを使用して作成した動画を自分で使う分には
どうぞ、どうぞ、いくら作っても良いですよ!手数料なんて関係ないですよ!
と、譲渡手数料の支払いはありません。
譲渡手数料が不要なパターン2:自社で使う動画を作る
VYONDソフトを使って、自社のプロモーション動画を作成したいとか、自社のSNS広告動画を作ろうとか、自社の社員研修用にeラーニング動画作っておこうなど・・
会社単位(って言うのかな)でVYOND導入したのなら、その会社で使用するための動画を作成する分には
会社のPRですね!アニメだと伝わりやすくて良いですよね!手数料は必要ないですよ!
と、譲渡手数料の支払いはありません。
さて・・
譲渡手数料の支払いが必要なパターンと不要なパターンを例え話としてご覧いただきましたが、どうでしょうかね。
大きな違いがお分かりいただけましたか?
そうです。
制作者がVYONDに手数料を支払う必要というのは
自分のVYONDアカウントを使用して作成した動画を、誰かに渡した場合です。
VYOND シートとは?共同作業を可能とするシェアを使うための知識
譲渡手数料って そもそも何なんだ??
自分のVYONDアカウントを利用して、第三者の為に動画を作成してあげたら譲渡手数料の支払いをしなければならない。
というルールがあるのは分かったところで・・
何??そのルール??
と、疑問に思いませんでしたか?
高いライセンス料金を払っているのに、まだ手数料払う必要がある理由って気になりませんでしたか?
ライセンス料金さえ払えば、あとはどんなに自由に動画を作ろうが、作った作品を誰かに渡そうが自由だと思っていませんでしたか?
(あれ、私だけ??w)
気になる方だけ、お読みいただければいいかなと思いますが
VYONDのライセンスって、作成した動画を
という権利契約なんですって。
私は勝手に「VYONDのソフトを使える契約」なんだと思っていました。
立ち返って考えてみると、だんだん見えてくるモノがあるのですが
そもそも、VYONDアカウントは、アカウントを所持している本人しか使ってはいけない
(アカウントの貸し借りは絶対にNG)というルールがありますよね。
ここまでは
うん、そりゃそうだよねと、納得できます。
そこを納得した上で、先程出てきた
VYONDライセンス、VYONDアカウントで作成した動画の権利と照らし合せてみると
VYONDアカウントは、アカウントを所持している本人しか使ってはいけません。
VYONDで作成した動画は、自己のビジネスのために用いて再生、視聴できる状態にする権利があります。
自分が利用する為に使うならいいけど、(逆に言うと)他人のために使うのは認めてないからね!
と、VYOND側は確かにルールとして定めてらっしゃいました。
勘違いしている方も多いと思いますので、お気を付けください!!
そして
もしも
第三者のためにあなたが作った動画の権利を使いたいんだったら、手数料払うなら良いよと認めてくれている、それが【譲渡手数料】というものの正体です。
譲渡手数料を払わないとどうなるの?
VYONDを自分のためだけに使うのではなく
「誰かに頼まれちゃった」とか
「クリエイターとして受注を受けて仕事をしていく」など
第三者に作成動画を譲渡するということがあると思います。
その場合、VYOND(GoAnimate社)はクリエイターが第三者に動画の譲渡したことをどの様にして把握しているのでしょうか。
答えはクリエイターからの「自己申告」です。
「VYONDさん、私第三者に動画を譲渡しました~」とアカウント所持者であるクリエイターがVYOND(GoAnimate社)に連絡(メール)をすると、請求額の連絡が届くシステムです。
ここへきて、なんだかアナログ感・・w
ゆえに
「え、連絡しなければ譲渡したこともバレないんじゃないの?」
って思っちゃう方、いらっしゃいませんか?
譲渡手数料を支払わなくてもいいんじゃないか・・って一瞬思ってしまったりしませんか?
手数料の支払いをおこたると、利用規約違反となります。
(利用規約に賠償の項目や、アクセス停止の項目があります。)
VYONDのライセンス権を剥奪される可能性だって大いにあります。
ルール違反を「バレなければ大丈夫」と思ってはいけません。
コンビニに入ってお店に置いてある商品を「バレなければ大丈夫」と、お金を払わず自分のモノにはしませんよね?
意味合いとしては、手数料の支払いはそれと同等のことです。
ルールに乗っ取って、VYONDをきちんと利用しましょう!
記事をご覧いただいている時期によっては、VYONDのアップデートなどにより商品詳細、情報が変わっていることもありますためご注意ください。
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